某映画のタイトルではありません。
職業柄?趣味柄?海での空撮の割合がどうしても多くなりがち。来月上旬もご贔屓頂いている造船所で水上発着の案件あります。
海上でのドローンフライトをどう考えるかを、シリーズ投稿として本年3月に長距離航海懇話会での講演内容を絡めた内容です。
週2回の更新を予定しています。
今回はイントロダクション。
陸上は障害がいっぱい
陸からの発着は地に足ついてるので、万が一インシデントが起こってもRTHモードに移行させられれば、今のドローンは教育が行き届いているので、 手元に帰って来ます。
発着の時、何かあった時は次のオプションがあるのでその点では安全。
しかし、建物や電子的障害物など、飛んでいるドローンに悪影響を及ぼす物が豊富なのが地上。
もちろん、山の中とかに行けば電波干渉に遭う可能性は低くなりますが、飛行高度の事があるので、コンプライアンスの観点からも要注意なシチュエーションです。
市街地での飛行はリスクだらけ。
物理的障害物、電子的障害物、人的障害物等々
水上では手元に帰って来られない
水上でのドローンフライトは、基本的に障害物は無いと考えられる飛行環境です。
もちろん、航行中の船舶や水上施設などがあれば、それは障害物となり得ますが、高さが数十メートルになるのは稀です。周りをちゃんと見ていれば基本的にぶつかる事は無いかと思います。
ただ水上、特に船上からの発着は例えアンカリングをしていたとしても離陸ポイントから船体が動いてしまいます。
エマージェンシーの際にGo Homeが掛かって戻ってきても船の上に降りてくることはまずありません。現行機のMavic 2でもほとんどデッキ上に降りてくることはありません。
ましては動いている船からのフライトは、何かあると離陸した場所に帰ってしまうので、あ〜・・・
知人でも何人かこの被害に遭った人がいます。
一番いいのは海辺の陸地から離陸して海上を飛ぶフライト
こういう撮影案件お待ちしております!
何かあったらTRHで帰ってこれるし、障害物は少ないし。
例を挙げると、SAPやサーフィンの撮影等。
うちに撮影依頼をしてもこの様な撮影が一番リーズナブル。
ヨット関係者からのご依頼は割引があります。
次回以降は本編(長距離航海懇話会での講演内容に基づいた内容)に入っていきます。
Comments